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Kuruizaki Songtext
von Ningen Isu

Kuruizaki Songtext

つむじ風 吹けば飛ぶよな人心
あかね雲 惚れたはれたは恋の道
紅を差すのは梅の花

通り雨 尻っぱしょりの逢い引きの
朧月 見ちゃあ野暮だよ閨の内
ひとつしっぽりお盃

仮初めの命なら 浮名でも流そか

今はの際まで 狂ひ咲き
草葉の陰まで 狂ひ咲き

春の海 沖の白帆も仄暗い
夏の空 昨日逢ふ坂明日は京
草は草でも根無し草

日本晴れ 下に下にで首が飛ぶ
道の奥 安達の婆は鎌を砥ぐ
住めば都はどこじゃいな

空蝉が夢ならば 醒めるまで流離おう

今はの際まで 狂ひ咲き
草葉の陰まで 狂ひ咲き


たった一人 夜を数え
たった一人 明日を探す

赤く咲いて 白く咲いて
花は色づく

たった一人 風に吹かれ
たった一人 雨に打たれ

淡く咲いて そっと咲いて
花は散りゆく

夢を抱いて 恋を抱いて
強く咲いて 清く咲いて
花はほころぶ

渡り鳥 ぬしは浮世が楽しいか
旅烏 酒で憂き身が忘らりょか
無理は通らぬションガイナ

光陰が過ぐるとも 万感を歌おう

今はの際まで 狂ひ咲き
草葉の陰まで 狂ひ咲き

美しく散るため
清々しく散るため
芳しく散るため
誇らしく散るため

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